Podcastの強さとpush式コンテンツの惰性的消費

少し前に、以前僕がよく聞いていたPodcast番組がYouTubeへとその活動場所を移した。番組の内容は有り体に言えばコメディ番組。僕は更新があれば電車の中の時間で聞いていた。何度も聞くような番組ではなかったが、それなりに面白い番組だった。その習慣は2、3年ほど前から続いていた。

さて、それがYouTubeに移行してから僕はその番組を一度も聞いていない。とういか更新があるのかすら確認していない。その番組のためにYouTubeへアクセスするのが億劫なのだ。残念ながら僕にはYouTubeでラジオを聞く習慣はなかった。ラジオってコンテンツをYouTubeってメディアを考えた場合、移動中に聞くのが難しいならもういいやという理由で追うのをやめた。

番組がYouTubeに移るってのはわかる。その番組もPodcastとしてはスポンサー募集したりどうにかマネタイズできないかって考えてたフシがあるからYouTubeでお金が入ってくるようにするのはアリだろう。つまるところ、番組としては再生数は減っても濃いファンの人がついてきてくれて、今までより良い報酬が得られるような環境になれば良くて、僕はそこで切り捨てられただけなのだ。

そんな人間はどれくらいいたのだろうか。Podcast自体の人気はあって、ランキングにはよく上位に入っていた。更新は徐々に減ってて、これを機にフェードアウトしていくのかもしれない。これすごくもったいない気がしてならない。

やっぱり思うのはPodcastのpushってものすごく強くて。これはほかのpush式にも言えることだけど、コンテンツのスマホデバイス上での使用時間の奪い合いってところに無理矢理コンテンツを押し込めるってのは強い。

Podcast自体撤退が相次いでいるけど、今だからできる事ありそう。

最近だと「めがみの、かわいくて、○○なラジオ」ってのが面白い。同人のエロボイスドラマ作ってるサークルのPodcastだけど、Appleのエロ規制はPodcastにおいてものすごく低い事がわかる。